日にちは間に合いませんでしたが、先日8月31日は語呂合わせで「野菜の日」。
野菜において私は特に偏った好き嫌いがありません。どれだけ庶民的なお店でも豪華で高級な料理店でも、どこで出されてもできるだけ残さず食べるようにしています。
しかしたった今思い出しました、私はトマトジュースが苦手だったことを。
市販されているものを飲んだことがありますが、それは海水を飲まされているような辛くて渋い感覚に襲われるものでした。
ジュースの材料に使われるものは果物のほうが多いと思います。
それならばジュースの材料にされているトマトはそもそも果物ではないのではと考えました。そのジュースに海水が入っていなかったとしても。
境界線はどこ?

実は学術的・法律的に明確な定義はありません。
国においての担当省庁は農林水産省と思いきや、他に総務省・厚生労働省・文部科学省でも様々な名称を使った基準が作られています。
主要な視点における分類基準は以下のようになります。
- 生産者(農林水産省)の視点
苗を植えて1年以内に収穫する植物になるもの→野菜
2年以上栽培する永年植物に実がなるもの→果物(農林水産省では「果樹」)
☆農林水産省「果樹とは」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/fruits/teigi.html
- 消費・食文化(総務省)の視点
日常会話においては消費感覚で区別されます。
食事のおかずや副食として調理・消費されるもの→野菜
主にデザートや間食として生のまま甘みを楽しむもの→果物
- 植物学(文部科学省)の視点
葉、茎、根、つぼみなど植物のさまざまな部位→野菜
花が咲いた後の「子房」が発達し種子を包む実の部分→果物
・栄養分(厚生労働省)の視点
果糖を多く含んでいるものが果物
難しい作物の種類区分
同じ食材でも見る視点によっては「野菜」と区別されたり「果物」と区別されたりします。
農林水産省の生産統計では以下のものを指定野菜又は指定野菜に準ずる野菜という区分にしています。
*根菜類 *葉茎菜類 *果菜類 *香辛野菜 *果実的野菜
☆農林水産省「野菜の区分について」https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1205/05a.html
イチゴ・メロン・スイカは木に実るデザートの材料として食されますが、ここでは果実的野菜の一種とされます。
そしてクリやウメは木に実る永年作物のため野菜ではなく果樹です。
☆農林水産省「果実に関するデータ」 https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/fruits/toukei.html
何でもいいから食べなさい
野菜と果物にわかりやすい大きな定義はなくとも、それでも野菜と果物の摂取量が足りているかは気になるでしょう。
農林水産省ではなく厚生労働省によると野菜の1日当たりの摂取量は350g、果物は200gが望ましいとされています。
しかし令和元年度における国民健康・栄養調査の統計では実際に野菜を摂取している量の平均値は約280g、果物は約100gと目標値に対して不足しているのが現状です。
「野菜の日」をきっかけに、野菜や果物をバランス良く食べて一日の摂取目安量に近づけるよう心がけてください。来年の8月31日こそはぜひ。