気分はアゲアゲ(ウェルビーイング)

 日本FP協会が発行している冊子「FP総論」によると、家計の資産設計の目的とは

 個人とその家族がウェルビーイング(Well-being)を醸成できるようなライフプランを作成し実践すること

 であると言います。

 Wellは「良い」、beingは「状態」と訳します。

目次

健康の定義

いたって健康ですよ。これからもお大事に。

 2つの単語を合わせたウェルビーイングという言葉は「良い状態」を意味し、個人や社会が心身ともに健やかで満たされた状態を指します。

 この概念は世界保健機関(WHO)憲章で掲げられている「健康」の定義に含まれており、身体的・精神的・社会的に良好な状態を意味しています。

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客観的な指標

 この考え方には「平均寿命や教育水準などの統計から得られる客観的な指標」と「一人ひとりの主観的な幸福感や満足感」という2つの視点があります。

 客観的なウェルビーイングは数値基準で把握できます。

 例えば平均寿命・生涯賃金・失業率・大学進学率・労働時間に対する休暇取得率・人と関わる時間・介護時間などは統計データで測れますので、国別や県別などでウェルビーイングの充実度を比較するときにはこれらの統計データが利用されます。

☆株式会社ベネッセホールディングス「ベネッセウェルビーイングLab」 https://www.benesse.co.jp/well-being/about/index.html

主観的な幸福感や満足感

 もう一方の主観的なウェルビーイングは、一人ひとりが自分自身で感じる認識や感覚によって見えてくるものです。

 それを測る指標としては「人生への幸福感や満足感」「生活への自己評価」「うれしい楽しいなどの感情」などが挙げられるでしょう。

 例えば「自分にとってよい人生とは?」「自分は今どんな気持ち?」と自身に問いかけることも、主観的ウェルビーイングを把握するために有効です。よい状態かどうかの感じ方は一人ひとり異なるからです。

自身のウェルビーイング

勉強をし過ぎると「バッドビーイング」

 一人ひとりの日常生活でウェルビーイングを高める方法は、栄養バランスの良い食事・適度な運動・家族や友人とのコミュニケーション・快適な生活環境の整備・マインドフルネスの実践・スキルの再習得(リスキリング)などが挙げられます。

 経済的な豊かさだけでなく、一人ひとりの心の豊かさや幸福感が重視されるような風潮です。

 これらの取り組みを通じて、自分自身にとっての「良い状態」を見つけ、持続可能なウェルビーイングを実現することが重要です。

 このブログも私にとってはリスキリングであり、ウェルビーイングを高めていると自負しています。

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