昨年12月の競馬G1レース「有馬記念」に、宮坂さんは一方ならぬ意気込みがありました。
ある日フラッと立ち寄ったモーターショーで展示されている車を見て、どうしても頭から離れなくなっていたのです。
当然ですがそんなところに出展されるような車は一般車と比べると破格です。
そこで馬番2番の一番人気武豊ジョッキー騎乗「ドウデュース」を中心とした3連単馬券に、多額の資金を投入。
これが当たれば万馬券をはるかに超える高配当が期待できます。ちなみに恥ずかしかったのかどの馬を買ったのかは私には教えてくれませんでした。
まあ、競馬のことをよくわかっている人なら誰も買わないだろうというような買い方だったのでしょう。
思い出したかのように急に大金を貯めようと言ってもそれは短期間でできるわけはなく、簡単なことではありません。
そこでまずは、貯金の使い道を明確にしてモチベーションを上げていきましょう。
貯金の目的を明確に

例えば、老後資金・子どもの学費・車やマイホームの購入費用が挙げられます。
必要な時期や金額がハッキリしていれば、目標額にこだわる必要はありませんよね。
「車のため3年後までに300万円」とか「マイホームのため5年後までに頭金500万円」など、具体的なゴールを決めておけば達成しやすくなります。
貯蓄への道

その月の貯めたい目標額は先に取ってしまいましょう。
貯金の先取りとは給料などの収入が入ったらまず先に貯金する分を取り分けておき、残ったお金で生活をするという貯蓄方法の王道です。
目の前にごちそうが並んでいたらつい食べ過ぎてしまうように、財布にたくさんお金が入っていたらつい使いすぎてしまうものです。
確実に貯金を増やしていくには毎月の貯金額を先に決めておいて、収入が入ったらすぐに貯蓄用の口座などに移すようにしましょう。
目的別の銀行口座
銀行口座をうまく活用するのが先取り貯金を成功させるコツです。
例えば銀行口座を3つ準備して、それぞれ「生活費用」「臨時出費用」「貯蓄用」と決めて使い分けるのです。
- 生活費用口座…生活費をやりくりする用の銀行口座
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浪費を防ぐコツは、必要以上に多額のお金を入れておかないこと。
生活費口座には定期的な支払いに必要なお金を入れておきます。
必要最低限の金額を入れておくことで使い過ぎを防ぎやすくなるでしょう。
- 臨時出費用口座…臨時出費に備えるお金を入れておくための口座
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冠婚葬祭・家電の故障・帰省・旅行・税・車検代など、頻度の低い支出のためのお金を入れておきます。
- 貯蓄用口座…将来のための目標としている貯金を入れておくための口座
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貯蓄用と決めた口座には、自動的にお金が貯まるように設定しておきましょう。
いったん貯蓄用口座に入れたお金は絶対に取り崩してはいけません。
武豊ジョッキーからの救いの手

昨年12月22日の有馬記念は、皆さんご存じのとおり2番ドウデュースが出走取消。
気ばかりがあせっていた宮坂さんにおいては、大損害を免れたとのことです。
こんなことばかりやっていたら、おそらく高級車の購入なんて途中でくじけてしまうでしょう。
皆さんはこんな宮坂さんみたいな人に惑わされずに「貯蓄への王道」を目指して、将来の大きな夢を達成させてください。