人に思い出してもらうためには

 とある女性アナウンサーが昨年2024年の初めに自らが出演するラジオ番組で2024年の目標を立てていました。

 目標をたてるのは苦手と言いつつもそこで挙げていたのは、

「誰かに思い出してもらえる存在になりたい」

ということでした。

☆JRT四国放送アナウンサー「豊成春子」 https://www.jrt.co.jp/ann/profile/toyonari

☆出演番組「バンリク」 https://www.jrt.co.jp/radio/banriku/

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名前や顔なら知られています

 誰かに思い出してもらうことを目指すとき、真っ先に「有名にならないといけないのでは?」と考える人は少なくないでしょう。

 確かに名前や顔が広く知られている人は、多くの人に自然と思い出される機会が増えます。

有名なら思い出してもらえる?

 確かに芸能人やインフルエンサーのような有名人は、日常的に人々の話題にのぼることが多いです。

 しかし「有名」だからといって、必ずしもその人が「思い出される存在」になれるわけではありません。

 有名だけど名前も顔もすぐに忘れられてしまう人物もいれば、特定の人たちにとって「この場面では必ずこの人のことを思い出す」となるような人物もいます。

大切なこと

 自分の経験や価値観を他人と共有することで「自分もそう感じた」と共感を得る時間が作れます。

 あなたの信念や日々の行動が明確で一貫性があり、かつ特定のテーマ・スキル・価値観で際立つ存在であれば、その分野に関する話題で思い出されやすくなります。

 例えば「○○と言えばこの人」となることを目指しましょう。

 そして感謝される行動や心に響く言葉を届けられれば、思い出される頻度は格段に上がります。

 「嬉しかった」「救われた」という感情を伴った記憶は忘れにくいものです。  

有名である必要はない

 テレビやラジオに出演するような人物なら、いくらかでも有名なはずです。

 冒頭の女性アナウンサーが自身の出演する番組で目標を立てていたことをつい昨日思い出すことができ、ここで私が取り上げました。

 今年の年始から昨日までは何ら考えることは無かったのに、よく私の記憶に残っていたなと不思議な感銘を受けています。

 私以外に何人から思い出されたかはわかりませんが、少なくとも彼女の目標は達成されたと言えます。

 自身を対象とした場合なら、最終的に大切なのは数多くの人に覚えられることではなく「必要なときに必要な人に思い出される存在」になること。

 そのためには自分らしさを大切にし、信念を持って行動し続けることです。

 「有名になること」にこだわらず自分の価値を周囲の人々に丁寧に伝えていく、その積み重ねがあなたを誰かの心に強く刻み込む鍵となるのです。  

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