6年ぶりに新たな素数が発見されたというニュースが先日ありました。
これまで知られていた最大の素数より1600万桁以上多いとのこと。
2・3・5・7…
素数とは、「1」とその数でしか割り切れない自然数のことです。ただし「1」は除きます。
2・3・5・7・11・13・17・19・23・29・31・37 とこの先も素数があります。
学校の授業で素数が出てきた時は下のように探していました。
- 2を除く偶数
- 5を除く、一の位が「0」や「5」の数字
- 1の段を除く、九九の式で割り切れる数字
九九の逆算ができればすぐに素数でないと判断できるでしょう。
結局、暗記させられる
素数を探すための「エラトステネスの篩(ふるい)」という方法が、古代ギリシャの数学者エラトステネスによって発明されました。
「1」を除いて、さらに「2」「3」「5」「7」の各々の倍数を除くという手順です。
「2」「3」「5」「7」はどれだけ頑張っても割り切れませんので、機械的に覚えましょう。
「1も素数じゃない」とちゃんと覚えておいてください。
割り算も暗算でできるように
ところで素数は何のためにあるのでしょう?
どうしてこんな数字の粗探しをしないといけないのでしょう?
素数を探し出すための素因数分解の授業は記憶がありますが、「この中で素数はどれか」という問題を見たことあります?
めげずに色々調べていくと「RSA暗号」を作るために使われているとのこと。
「どんな暗号?」と思って調べてみましたが、この場では全く説明がつきません。
「〇〇をわかりやすく」なんて書いてあるブログをたくさん見ましたが、そんな投稿に限って全然わかりやすくありません。
私が「わかりやすく表現」するに、重要な大きな数字(=情報)を素数だけの掛け算式にする(素因数分解)ことの困難さを利用して情報の漏洩を防ぐ。その役割を果たしていると解釈しました。
学校レベルなら、素数を探そうとすることで九九の逆算(割り算)の練習になると思います。
苦しいまとめ
素数はインターネットなどの情報交換の安全性を確保するために欠かせない数字です。きっと。
素数の性質を利用した暗号システムによって、メールやオンラインショッピング、ネットバンキングなどの情報送受信が守られています。
CBC中部日本放送「CBC MAGAZINE」 https://hiicbc.com/magazine/article/?id=radichubu-55213