福岡のRKBラジオ「シュンすぎ」という番組で「シャトルランを知らないのは50代以上」と言う投稿が紹介されていましたが、40代の私にも何のことかわかりませんでした。
「スペースシャトル」か「バドミントンのシャトル」くらいしか想像ができません。
一度はやってみたい
YouTubeを見てみると、体育館の中で何十人も一緒にドレミファソラシドの音階に合わせて同じところを行ったり来たり。
しばらく見続けても何をやっているのか、やっぱりわかりません。
15分くらいの動画だったので、終わり際までフリックで飛ばしてみました。
そうしたら走っている人数がかなり減っていて、そこで気づいたのです。
これはどれだけ続けられるかの持久力を測るためのテストでした。
小学生が走っている動画ではとてもペースの安定している男子が、最後の一人になるまで走り続けていたのです。
体力テスト
「シャトルラン」は体力・運動能力調査を行うための「新体力テスト」の中で、平成11年度から文部科学省(現在は同省外局のスポーツ庁が所管)が導入。
これまで採用されていた握力や上体起こしなどの種目に、シャトルランが追加されました。
小学生から高校生が対象のようで、平成11年当時の私はすでに社会人。
どうりで知らなかったはずです。
スポーツ庁「新体力テスト実施要領」https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop03/list/1371914.htm
音楽に不得手な文部科学省
先に述べたラジオ番組では、現役の学生にとっては「この音階を聴くと憂鬱になってしまう」と言う投稿もありました。
試しに実際に聴いてみると確かにドレミファソラシドの音階は無機質なため、頑張ろうという気持ちにはなりにくいですね。
そこで現役の高校生が立ち上がりました。
大学教授に意見を問うたところ「シャトルランの音は5拍子になっていてタイミングが掴みにくい」とのこと。
私もこの音源は2拍子か4拍子だろうと思って聴いていましたが、こうタイミングが合わないと転んでしまいそうになります。もし足が5本あったら合うかもしれません。
なかなか珍しい5拍子の曲ですぐに思いつくのが映画「スパイ大作戦オープニングテーマ」。
とても落ち着かず、拍子も何もあったものじゃありません。
シャトルラン音源 https://www.youtube.com/watch?v=YrLEsFpWJdg
株式会社スクールパートナーズ「高校生新聞」 https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/11877
スパイ大作戦 https://www.youtube.com/watch?v=erUcduVIt2A
みんなで持久力を鍛えよう
吹奏楽の世界などでは基礎練習が大事であると、高校生に限らずよく言われることです。
音階練習もその一つ。
中学校や高校でも授業の一環でシャトルランが行われるのなら、音源は吹奏楽部の基礎練習にしたらどうでしょう?
聴く側も聴かせる側も一緒になって頑張れます。