マッチングアプリ
SNSやゲームなどのオンラインコミュニティ
人工知能(AI)やホログラムを用いたバーチャルパートナー
VRの仮想空間
こういった出会いの手段が出現してきたことで、社会の価値観の変化や技術の進歩で恋愛が多様化してきました。
離れた恋人同士でも、ビデオ通話やリモート通話を使えば遠距離恋愛の絆を深められます。
☆和光大学現代人間学部「日本における心理学的恋愛研究の動向と展望」https://wako.repo.nii.ac.jp/records/4092
准教授と大学生がまじめに論述しています。
恋愛の形態
ずっと前からあったのでしょうけど、形態がこんなにあるとは驚きました。
同性愛(ホモセクシュアリティ)
両性愛(バイセクシュアリティ)
全性愛(パンセクシュアル)
無性愛(アセクシュアル)
恋愛感情を持たない非恋愛(アロマンティック)
性的欲求を持たない非性愛(アセクシュアル)
合意の上で複数人と恋愛関係を持つ複数恋愛(ポリアモリー)は日本の「側室」のようなものと考えられ、それならば大河ドラマなどでよく見かけます。
跡継ぎを絶やさないためという理由で、周辺が納得していたのでしょう。
人口を増やすのは経済発展を続けるため

人口を増やさなくても人間の寿命が延びれば、労働力や人口減少の影響を緩和できるかもしれません。
移民政策を活用すれば、人口減少が著しい国でも社会を維持できる可能性があります。
アフリカや南アジアでは人口が増加している国もあります。
そして環境問題を考えると、地球の資源を持続的に利用するためにはむしろ人口の増加を抑えることが必要だという考え方もあります。
AIロボット技術が発展することで、少ない人口でも社会を維持できるようになる可能性があります。
生活の質を高め、少ない人口でも豊かに暮らせる社会を作ることが新しい課題になっています。
恋愛観と結婚観

多様な恋愛スタイルが増えていくと恋愛至上主義が低下し、恋愛が人生の必須要素ではなくなっていきます。
実際に恋愛や結婚をしない選択肢が増えることで、出生率は下がってしまうでしょう。
しかし人間が減ること自体が悪いことではないとも言えるのです。
さらには、子どもを持たないという選択もあります。
先進国では経済的負担やキャリアの選択肢が増えたことで、結婚や出産を「義務」ではなく「選択」と考える人が増えてきました。
もしLGBTQ+のカップルであっても、養子縁組や代理出産などを通じて子どもを持つことは可能です。
そんなに心配はいりません
宮坂さんは悲しいかな、現代のこの考え方についていけていません。
恋愛の対象はあくまで異性であり、結婚してどちらかが看取り看取られる関係であるべきだと。
先に挙げた形態はいずれも恋愛の一つではなく、すでにもう「恋愛」という言葉自体が死語になってしまったと考えているようです。
ただ恋愛がこれまで人間にもたらしてきた感情の変化までは抑えることはできないでしょうし、抑える必要もありません。だから恋愛の形態が増えていったのでしょう。
私は恋愛の多様化によって出生率は下がってしまうのではないかという「人類存亡の危機」という大それた心配をしていました。
しかしむしろ技術の進歩や社会制度の変化とともに人口が減っていっても、持続可能な社会は作れるという考え方もできます。
そんな心配をよそに恋愛はこれからもテクノロジーや社会の価値観によって進化し、より多様で柔軟な形になっていくのでしょう。