最近の税理士会の研修や各企業が主催するセミナーは、動画での受講が多くなっています。
ですから、パソコンの画面の前にどっしりと座って学習することがほとんどです。前の職場でもそのような形式の研修が増えていました。
ただ動画学習は自分で本を読む「座学」とさほど違いはなく、集中力が切れてしまうことが多々あります。
そこでパソコンの前にノートとペンを用意して、手書きのメモをとることにしています。
そのノートを将来見返したりはしなくても、動画を見ているその瞬間には頭に残る効果があると思っています。
ペン回しは集中力を高める

自分が学生だったころに、周りがペンを回しているところをよく見かけました。
最近でもそういう人がいます。
一見無意味なペンの回転運動(ペン回し)でも、単なる手遊びとしてだけでなく集中力や創造性を養う手段と言われています。
脳に様々な刺激を与え、その人の潜在能力を引き出す可能性を秘めているのです。
ペン回しは指先の細かな動きをコントロールする必要があるため、特に複雑な技に挑戦する際には一点に意識を集中させて雑念を払います。
この集中力は勉強や仕事など他の活動にも応用できるとも考えられています。

手書きにも効果が

手書きによる脳の活性化は、ペン回しと共通する要素が多くあります。
ペン回しは指先の細かな動きをコントロールし、複雑な技を習得する過程で高度な集中力と記憶力を養います。
近年、デバイスを使った情報収集や学習が主流となる中で、手書きの方が情報の吸収効率が良いという意見が注目されています。
手書きは単に文字を書き写すだけでなく、文字の形・文章の構成などを意識しながら行う必要があります。
一方でデバイス入力はタイピングという単純作業が中心となるため、脳の活性化は限定的になるでしょう。
☆株式会社日経ナショナルジオグラフィック「手書きの絶大なメリット」 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/100300536/
創造性をも刺激

ペン回しは既存の技を習得するだけでなく、新しい技を創造する楽しみもあります。
特に新しい技を習得する際には、指の動きやペンの軌道を何度も繰り返し練習し、筋肉の動きと記憶を連動させる必要があります。
様々な技を組み合わせたり自分だけのオリジナルなルーティンを考案する過程は、まさに創造的な活動と言えるでしょう。
またペン回しで使用するペンは改造することで様々なバリエーションを生み出すことができ、重さ・重心・グリップの素材などを工夫することで自分にとって回しやすい最適なペンを作り出すことができます。
この改造のアイデアを形にするという過程でも、創造性を刺激する要素を含んでいます。
相乗効果で集中力と記憶力が高まる

ペン回しと手書きはどちらも脳の運動領域と記憶領域を活性化させるため、相乗効果が期待できます。
これらの活動を組み合わせることで学習効率の向上や創造性の開発など様々な可能性が広がります。
デジタル化が進む現代だからこそ「ペン回し」と「手書き」というアナログな行為に、改めて注目してみてはいかがでしょうか。
というわけでひさしぶりに今、ペン回しをやってみました。
するとすぐさま手から飛び立っていき、行方不明に。
まあ、学生当時からできていませんでしたが…