宇宙人とは話をしてはいけない

 宮坂さんがとりとめのないことを言い出しました。

 宇宙人と口を訊くのはなんか怖いなと。

 こちらもいつもに増してとりとめのないことになりそうです。

目次

SFや陰謀論からの視点

 一部のSF作品や陰謀論では、宇宙人と接触することは危険だという考え方があります。

 彼らの技術や目的が分からず、宇宙人は敵対的に接触してくるかもしれません。

 地球に害を及ぼす可能性があります。

 高度な文明と接触してしまうと地球の文化や社会が混乱し、価値観や秩序が崩れます。

 もし宇宙人と会話できたとしても、倫理観や価値観が異なれば誤解や対立が生まれるかもしれません。

 地球の政府や政治家によって宇宙人と接触したという情報を独占する可能性があり、それが国際紛争につながる恐れがあると指摘する声もあります。

まだ相手と面識がない

 物理学者のエンリコ・フェルミが1950年に提唱した「フェルミのパラドックス」は、宇宙に多数の知的生命体が存在する可能性があるにもかかわらずなぜいまだにそれらと接触できていないのかを提起しています。

 この疑問は半世紀以上、天文学者たちを悩ませてきました。

 宇宙人はなぜ地球にやってきてあいさつしてくれないのだろう。

 このことから、宇宙人との接触は避けるべきだとする意見があるのです。

宇宙はまるで暗黒のジャングルだ

地球の諸君、また会えてうれしいよ。

 劉慈欣(りゅう じきん)は2008年に「暗黒森林理論(ダークフォレストセオリー)」をSF小説で描いています。

 宇宙に向けてメッセージを送ることは、何が潜んでいるか分からないジャングルで叫ぶようなもの。

 地球外文明は存在しているであろうが自らの姿は隠しているので、我々地球人には見つけられない。

 地球外文明にとっては敵対的かもしれない隣人に自分たちの存在を知らせるのは危険すぎると判断していると言っています。

☆2024年7月5日付け日本経済新聞「宇宙人は互いを恐れて隠れているのか」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG216KR0R20C24A6000000/

誰か通訳できる?

 「宇宙人と話をしてはいけない」という意見には、科学的であったり哲学的な理由があります。

 しかしそもそも宇宙人の存在が確認されていない以上、本当に話すべきかどうかはまったく検討がつきません。

 そして宇宙人と話すことが可能なのかどうかも大きな疑問だと思います。

 日本語の九州弁は通じるっちゃろうか? 
 通じるわけねーっぺ。
 わからへんで…いやいや、わからへんて。

 私がもっと考えたいことは、この考え方が時代を古いほうに戻しているようにも思えるのです。

 そこに原住民がいるのに外から移住してきた人たちがやってきて、めんどくさいから排除していこうとするやり方です。

 地球上でさえ民族問題はたくさんあります。

 もし新しい民族「宇宙人」と接触する日が来たら、その時点で慎重に考えましょう。

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