ちょっとこれは苦手だなー(真田昌幸)

 平成28年9月11日放送のNHK大河ドラマ「真田丸」での真田昌幸のセリフ。

 強気な「真田昌幸」役は草刈正雄さん、反対に弱々しい「徳川秀忠」役は星野源さんで想像してみてください。

真田丸 〈第55作〉|番組|NHKアーカイブス

 場面は1600年関ヶ原の戦い直前。

 徳川家康は東海道(今の静岡県)を通って関ヶ原に向かっていました。

 それに加わろうと、家康の息子でのちの江戸幕府2代将軍となる徳川秀忠の軍勢は中山道(江戸から今の長野県を通るルート)を進みます。 Google マップ

 しかし、その中山道には徳川の敵方となっていた真田昌幸のいる上田城がありました。

 本当は上田城を通らなくても先に進むことはできたようなのですが、徳川秀忠は周辺の反対を押し切って初陣での武功を上げようとします。

 そこで相対する真田昌幸はこういったのです。

 「秀忠は初陣じゃ。思いっきり怖がらせてやるのよ。」「初陣で戦の怖さを思い知らされた者は、生涯戦下手で終わる。」

 結局は真田昌幸の度重なる奇策により、秀忠は籠城を続ける真田昌幸を屈服させることはできずじまいで関ヶ原へ。

 おまけに関ヶ原への到着にも遅れてしまい、その後の大阪の陣まで本当に生涯戦下手となってしまいました。

目次

苦手意識はどうして生まれるのか?

パソコンって難しいなー

 私たちはしばしば、自分に対して高い期待を抱きます。

 「もっと上手に英語を話せるようになりたい」と思いながらも、スムーズに話せない自分に苛立ちを感じたことはないでしょうか?

 それによって理想と現実の間にギャップが生まれて、自己評価が下がることがあります。

 このギャップが苦手意識を強める原因となります。

 そして、過去のネガティブな経験も大きな原因です。

 学校の授業で先生に厳しく叱られたことで、数学が苦手になったという話をよく耳にします。

 このような体験は、特定の行動や状況に対して不安や恐れを抱かせるきっかけになります。

 過去の経験がネガティブな記憶として残ると、それが自己評価に影響を及ぼして「自分にはできない」と思い込んでしまうことがあります。

 これが苦手意識として定着するのです。

克服するためのヒント

 苦手意識を完全に消すことは難しいかもしれませんが、それを軽減する方法はあります。まずは小さな成功体験を積むことです。

 苦手なことに対していきなり大きな挑戦をするのではなく、小さな目標を設定します。

 小さな成功を積み重ねることで自信がつき、苦手意識が薄れていきます。

 周囲の人と自分を比べてしまうと自信を失ってしまいます。

 自分に合った方法を見つけることで苦手意識は少しずつ克服できます。

 過去の経験・環境・自己期待が影響していることを理解し、他人と比較せずに自分のペースで小さな一歩から始めてみましょう。

跡継ぎはお前なんだから

 遅れてきた秀忠が、内野聖陽(せいよう)さんが演じる父親の家康に𠮟りつけられる場面もドラマのなかであります。

 徳川本隊は秀忠に預けていたのに、その本隊が関ヶ原に間に合わなかったのです。

 𠮟りつけたのはそれもあったでしょうし、息子でなければ切腹だったはず。

 これには真田昌幸に植え付けられた苦手意識をどうにかして乗り越えさせようとする、父親の愛情もあったのかもしれません。

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