札幌市大倉山ジャンプ競技場で9日に行われたノルディックスキージャンプの部で葛西紀明さんが、1日のTVh杯に続いて2戦連続で優勝しました。
「あれ、まだこの人が現役?」「しかも優勝?」
先週は記事を見落としましたが、本当に長く続けてらっしゃるなと感心させられます。
オリンピックだけを見ても、1992(平成4)年のアルベールビル大会から平成の冬季五輪すべてに出場している唯一の選手。
33年前ですから、その年にまだ生まれていない現役選手もたくさんいるはずです。
☆2025年2月9日付け日刊スポーツ「葛西紀明、53歳で9度目の五輪出場するためには? ミラノ・コルティナ五輪への道」 https://www.nikkansports.com/sports/news/202502090001395.html
長く続けていきたい

まずは身体のケアを怠らないことが重要です。
適切なトレーニングと栄養管理を行って、怪我を防がないといけません。
そして、競技と仕事を両立させるデュアルキャリアを検討しましょう。
競技以外の世界の人たちと関わることで、競技にフィードバックできるような考え方を学ぶことができます。
ボランティア活動やインターンシップなどを通じて、社会経験を積みましょう。
引退後の生活を充実させるためには、セカンドキャリアの準備をしておくことも大切です。
コーチや解説者、スポーツ関連の仕事でも様々な選択肢があるはず。
現役時代からビジネススキルやコミュニケーション能力を向上させ、就職活動に備えましょう。
長く続けることには不安も
スポーツ選手は常に高いレベルのパフォーマンスが求められるため、大きなストレスを抱えます。
しかし過大なストレスは集中力や判断力の低下・怪我のリスク増加・モチベーションの低下などを及ぼします。
試合や練習に対する不安はパフォーマンスを低下させると緊張や焦りにつながり、本来の実力を発揮できません。
過度なストレスやプレッシャーで集中力の低下・睡眠障害・食欲不振などで心身ともに疲弊した状態は燃え尽き症候群と呼ばれ、モチベーションの低下を引き起こします。
競技の練習だけでなく
メンタルヘルスで気持ちを整えることがスポーツ選手の長期的なパフォーマンス維持にとって不可欠です。
メンタルトレーニングにはリラクゼーション・イメージ・自己暗示などがあり、ストレスや不安に対処するためのスキルを身につけるためのトレーニングです。
来年のミラノこそ

葛西さんは今も「このまま上り調子でオリンピックを迎え、表彰台の中央に上がって」と応援されています。
競技力に加えてこのように人としての魅力を高めることは、ファンを増やしつつ競技をしていくために不可欠なものです。
これらを意識することで、スポーツ選手は現役を長く続けられるようになるでしょう。
☆2025年2月9日付け東スポWEB「52歳・葛西紀明が2週連続Vでミラノ五輪金メダルへ期待沸騰」 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/333522