街が灰だらけ(富士山大噴火)

 昨夜3月21日は19時過ぎに帰宅。

 テレビをつけてすぐ目に入ってきたNHKニュース7の映像はとても恐ろしく、驚かされるものでした。

 それは道路や電車が大量の灰に被われている光景だったのです。

 「ついにこの時が来たか」と落胆したのもつかの間、左上に「CG」という表示を見つけてホッとしました。

 今日がラジオ放送100年ということとは関連させづらいですが、ネット動画の配信とは違うラジオやテレビは見聞きし始めるタイミングによって随分印象が変わるのだなと思い知らされました。

☆NHK NEWS WEB「富士山噴火の対応方針 “降灰30cm以上は避難必要” 国の検討会」 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250321/k10014756331000.html

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ちょっと降るだけでも大変なのに

 6年前に公表された国の検討会によるシミュレーションによると、富士山からの降灰は地点によっては1m以上となることが想定されています。

 車道では5cm以上積もると時速は10キロ程度まで落ちるとされ、10cm以上積もると通行ができなくなります。これがもし3cm程度で収まったとしても、雨が降った状態ではやはり通行はできなくなると言われています。

 その結果、近隣である首都圏においても交通機関やライフラインに支障が出てしまいます。

いつ降るのか

 噴火時の風向き・風速・火山灰の粒の大きさによって各地点の降灰時刻やその積もる量は変わるとのこと。

 江戸時代に起こった「宝永噴火」の噴火の規模と2018年の風のデータから計算されたシミュレーションによると、神奈川県小田原市の地点では最初の4日間だけ降った後8日目から再び降り始めていました。そして東京都新宿区の地点では降り始めたのは13日後からでした。

 このように噴火後数日経ってから降り出すかもしれませんし、富士山から遠いから降灰が少ないとも言い切れません。

 その上で検討会では、火山灰が30cm積もった地域では避難が必要だとしています。

 どんな降り方をするかは予測できないため、津波のように「30cm積もる見込みがあるので避難」と言ってもらえないところがもどかしくあります。

単行本の表紙だけでも怖い

 富士山の噴火によって道路や電車が灰に被われるという光景は、以前漫画で見たことがあります。

 映画作品も製作された望月峯太郎さんの「ドラゴンヘッド」という作品です。

 その描きぶりだけでも充分恐ろしいのに、いくら読んでも絶望させられてばかり。

 だからといって作者の乱暴な妄想とは決して言い切れない内容。

 単行本は全編で10巻ですが、先を読むのが恐ろしい私は4巻までしか読めていません。

☆講談社コミックプラス「ドラゴンヘッド」 https://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000000236

前回は300年以上前

 現在気象庁で運用されている「降灰予報」は1mm以上を最高ランクの「多量(外出を控える)」としており、おそらく想定しているのは鹿児島市の桜島のレベルでしょう。初めて鹿児島市に行った時には「排水溝に落ち葉と火山灰がたまってるなー」と思う程度でした。

☆政府広報オンライン「降灰予報」 https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201502/1.html

 しかし都道府県をまたぐほどの広域に大量の火山灰をまき散らす火山の噴火は、私たちは長年にわたって経験していません。

 関連して起こる可能性もある大地震に対してさえ備えは足りないと言われており、この火山灰に対しても今から準備をしておく必要があります。

 不意にCG映像を見せられて「ついにこの時が⋯」なんて言っているようでは情けない。

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