9月のお彼岸に墓参りに行ってきました。
お墓に入っている祖父は毎晩焼酎を飲む人で、他の種類のお酒を飲むところを見たことがありませんでした。
今回のお墓参りでは麦焼酎「からす」をお供えして、それを持って帰ってその日の晩酌へ。
お茶がウイスキーに
麦焼酎からすとは、福岡県久留米市にある「花の露」という蔵元で作られる黒麹菌仕込みの焼酎です。
水割りにしたその日の晩酌ではなんとも言えず、あまりうれしくない渋さ。
まだたくさん残っているのに飲み切れるか不安になっていました。
そこで思いついたのが、いつも飲んでいる伊藤園の「おーいお茶濃い茶」。
このお茶で割ってみたところ、これが大正解!
渋みと苦味がうまく噛み合って、味も色合いもまるでウイスキーかのよう。
これはハマってしまいそうです。
福岡県酒造組合「銘柄大百科」http://www.fukuoka-sake.org/encyclopedia/detail.php?ID=216
「玄界」灘沿いの工場で
お酒を飲めるようになった頃、私が最初に飲み始めた銘柄はニッカウヰスキー門司工場(北九州市門司区)が製造している麦焼酎「玄海」です。
ニッカウヰスキーと言えば名前も知名度もウイスキーが主力事業でしょうが、門司工場は元々別の会社が1914年(大正3年)から焼酎を作っていました。現在はその工場をニッカウヰスキーが引き継いています。
居酒屋に入って「玄海」の水割りを注文して飲んでみたら、とても飲みやすく美味しかった記憶があります。
比較的廉価でしたので、お店の中でボトルキープされている瓶がたくさんありました。
とてもいい気持ちになっている居酒屋からの帰りに、まだ設定していなかった携帯電話のメールアドレスをこの銘柄名にしたほど嬉しかったのです。
福岡県酒造組合「銘柄大百科」 http://fukuoka-sake.org/encyclopedia/detail.php?ID=273
緑茶だけでは勿体無い
麦焼酎とお茶の組み合わせは、非常に相性が良いのです。
お茶自体がリラックスできる飲み物であるため、その効果を得つつ麦焼酎の風味を楽しむことができます。
お茶が焼酎の味を引き締める役割を果たして、麦の風味とお茶の爽やかな苦味や渋みをうまく調和させるのです。
緑茶はさっぱりとした苦味や渋みが麦焼酎のスッキリした味わいが際立ちます。
ウーロン茶を料理と合わせると相乗効果で美味しさが引き立ちます。
ほうじ茶は香ばしく穏やかな風味で、よりまろやかで落ち着いた味わいに仕上がります。
ジャスミン茶とでしたら花の香りと軽い麦の香りがよく合い、フローラルの香りがエレガントに華やかな飲み口になります。
冷たいのがいい
麦焼酎とお茶は非常に相性が良く、さっぱりとした味わいが楽しめます。
特に暑い季節に冷やした麦茶や緑茶で割ることで、爽やかでリフレッシュできる飲み物になります。
お茶の種類を変えることで同じ麦焼酎でも違った味わいを楽しめます。
色々な組み合わせを試してみてください。