カマトトぶるソクラテス(無知の知)

 「無知の知」とは古代ギリシャの哲学者ソクラテスが提唱した概念で、自分が何も知らないことを知っているという自己認識を指します。

 これは自己の知識の限界を認識し、謙虚な姿勢で学び続けることの重要性を強調しています。

目次

自分がバカだと思うところから

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」

 哲学の父とも呼ばれるソクラテスは「無知の知」という考え方を基本としました。私も高校3年生の頃の授業で学びました。

 文字通りの意味は「無知であることを知っていること」であり、言い方を変えると「自分がいかにわかっていないかを自覚せよ」ということです。

 これが物事を自分の頭で考えるための本当の第一歩です。

 自分がわかっていないことを自覚している人は、安易に自分の正しさを主張せず相手の言い分も尊重します。

 必然的な事柄について無知を自覚している人が他者からその事柄の話を聞かされたとき、自身にとってそれがなかなか実践や理解ができないことだったとしても「本当にその通りですよ」という謙虚な反応を示します。

 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という日本古来の謙虚さを示すことわざは、この世界にも当てはまります。

早く気付いた者が勝ち

 古代ギリシャの哲学者ソクラテスは自分や他者に対して「なぜ?」「どうして?」と問いかけることで、深い思考と理解を促進できると言います。

 まずは「考えることに目覚める」ところから始めましょう。

 考えることは自主的にできます。

 考える姿勢をどれだけもっているかで、考えている人と考えていない人との差が生まれます。

 自己の無知を認識することは成長と学びの第一歩であり、謙虚な姿勢で知識を追求する原動力となります。 

「無知の知」を理解・実践するための練習方法

 自分の日々の経験や知識を振り返り、理解していないことや曖昧な点を洗い出す習慣を持ちましょう。

 他者からの意見や指摘は自分の理解や知識の不足を補ういい機会です。

 自己の無知を認識した上で、積極的に学び続ける姿勢を持ちましょう。

 読書や講座へ参加し、多様な方法で知識を深めることが推奨されます。

 これらの練習を通じて「無知の知」を深く理解できれば、実生活でも実践することが可能となります。

 こういった方法で自己の知識の限界を明確にし、新たな学びの機会を探してみてください。

羞恥の知もね

カマトトぶるの「かま」

 「知らないこと(無知)」よりも「知らないことを知らないこと(無知の無知)」の方が罪深いですし、そこに無知でない人がいても無知の無知な人を助けることができないかもしれません。

 「わたし、わかんなーい!」とカマトトぶっている宮坂さんみたいな人がいても、ちょっとくらい大目に見ましょう。

 後で私がガツンと言っておきますので。

 皆さんは未知への好奇心を積極的に追い求めて、過去の栄光にすがらず未来に向けて着実に前進・変化していきましょう。

☆ダイヤモンドオンライン「無知の知を知っていますか?」 https://diamond.jp/articles/-/320410

☆株式会社HELLObase Topics 「思い込みから自由になる思考法」 https://hellobase.jp/topics/620/

☆小学館Domani「かまととぶるの意味とは?」 https://domani.shogakukan.co.jp/483908

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