ジャージークラブでテンションアゲアゲ

 DJ松永とR-指定の二人組ヒップホップユニットであるクリーピーナッツ(Creepy Nuts)はジャージークラブというリズムジャンルを採用しています。

 海外でもヒットした「Bling-Bang-Bang-Born」もこのリズムが採用されています。

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 私は吹奏楽のサークルでは「バスクラリネット」という低音楽器を担当しているので、ベースパートで聴こえてくるこのリズムには自然と耳が向いてしまいます。

目次

ジャージークラブの変遷

 アメリカ・ニュージャージー州を起源とするエレクトロニックダンスミュージックのジャンルの一つとして生まれました。

 アンダーグラウンドなクラブシーンでの人気から始まり、2000年代初頭には世界中で注目を集めてポップミュージックや他のジャンルとも融合。

 地元のクラブシーンから発展したダンス文化と密接に結びついています。

 また、TikTokなどのSNSでも使用されることでさらに広まっています。

リズムの特徴

 まず言えるのが、速いテンポビートが特徴です。

 ジャージークラブ特有の高速テンポや、反復的なビートパターンを取り入れることで、エネルギッシュで聴き応えのあるトラックを作り上げています。

 ボイスサンプルや効果音を短くループさせることでリズミカルな雰囲気になるのです。

 曲中の短い一部分を区切った「小節」をさらに2つに分け、その前半ではベースドラムのような音で拍と同じように2つ鳴らします。

 後半でも音と音の間隔が均等になるように、同じ音を3つ鳴らします。

 そしてこれをずっと繰り返します。

 こんな説明でどうにか楽譜なりリズムなりが頭に浮かべば幸いなのですが…

 メロディよりも比較的単調に進んでいくリズムやビートに重点を置き、ダンスクラブ向けのエネルギッシュなサウンドになります。

 それによって、このリズムパターンのダンススタイルが楽しめるのです。

☆その他の楽曲

【音楽トレンド】「Jersey Club」(ジャージークラブ)とは?特徴やおすすめ曲10選 | | Dews (デュース)

取り入れられた要素とそれによって作られた楽曲

 メンバーの一人であるDJ松永は、ヒップホップだけでなくさまざまなジャンルの音楽を取り入れるプロデューサーとしてのスキルを持っています。

 そのスキルによりジャージークラブの持つリズミカルでダンサブルな要素が巧みに組み込まれ、クリーピーナッツの楽曲に独自のエッジを加えています。

 ジャージークラブのリズムを取り入れた楽曲であるBling-Bang-Bang-Bornは、世界的なヒットを記録しました。

 肘と膝を左右交互に動かすこのダンスは、歌っているクリーピーナッツ本人たちではなくアニメの主人公が踊った動画が先に注目されたのです。

これもジャージードリルの要素を取り入れた楽曲で、エネルギッシュなビートが特徴です。

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