1月15日に芥川賞受賞作品が発表され、福岡市の西南学院大学大学院に在籍する鈴木結生(ゆうい)さんの著書「ゲーテはすべてを言った」が芥川賞を受賞しました。
☆公益財団法人日本文学振興会「芥川龍之介賞最新情報」 https://bungakushinko.or.jp/award/akutagawa/index.html
「はて何を言ったのだろう?」と思った宮坂さんはその名言がどんなものか探してみました。
それはいくつもあるようで、そのうちの1つ「人間の最大の罪は不機嫌である」に注目してみたようです。
ドイツの名言

「人間の最大の罪は不機嫌である」という言葉は、ドイツの文学作家であるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)の言葉として広く知られています。
この考え方は不機嫌であることが周囲に悪影響を及ぼし、人間関係や社会全体にネガティブな連鎖を生むという視点に基づいています。
不機嫌な態度の不合理を強調した上で「前向きな姿勢」や「自己制御の大切さ」はその対極にあるものだと。
なぜ「不機嫌」が最大の罪なのか

ゲーテは「人は機嫌よく生きるべきだ」とする考えを持っていました。
彼の人生観は感謝・喜び・前向きな努力を重視するものであり、不機嫌でいることはそれらを否定する行為と見なされたのでしょう。
不機嫌な態度は他者を不快にし争いや不和を生み出しやすくなるところから、一種の「罪」として捉えられたのです。
そして、ゆくゆくは人生を台無しにしてしまうということです。
価値観や思想で抑圧される人も
しかし、この考え方を否とする視点もあります。
たとえば、伝統的な宗教・倫理学・社会で最大の罪とされるものは「傲慢」「プライド」「貪欲」「憎悪」など。
より根本的で道徳的な欠陥であるとされることが多いのです。
また、不機嫌になることは人間の自然な感情の一部です。
そういった感情を抑圧しすぎるのも問題であるという考え方もできます。
人間の最大の功は笑顔

「一日に10分のリセット時間」を勧める記事がありました。
不機嫌な状態は大量のストレスホルモンが分泌されています。
一方、笑顔になれば免疫力が上がりさまざまな病気の治癒効果を高められます。
本当に笑わなくても笑顔を作るだけで免疫力がアップするという報告もあるとのこと。
こういった不機嫌は伝染します。
職場で上司が不機嫌だったら、それが広がって不機嫌な職場になってしまいます。
伝染されたお父さんからも、家庭で同じことが起こります。
不機嫌は自分にとって悪いだけでなく、他人にも悪影響を与える「最大の罪」であると言います。

いったいどいつの不機嫌?
宮坂さんは最近、どうも寝る時間が遅くなってしまうと言っていました。
何が原因かははっきりとは聞けませんでしたが、それでも何か心配事があるようです。
これも上記リンクの「元気新聞」で言っていますが、そんな時でもとりあえずは布団に入ることだと。
布団に入った状態でリセットができれば、あとはもう眠るだけですから。
この方法で、自分ではどうしようもない誰かさんの「不機嫌」なんて忘れてしまいましょう。
もしかして、今これを書いている私が原因だったりして…