博多どんたく港まつりに参加をすべく、宮坂さんは新幹線1駅分のおよそ70キロの旅を試みました。
しかし残念ながらこの日は体調悪化により、これを断念。
中間地点である福岡県宗像市のJR鹿児島本線教育大前駅で電車に乗り、折り返し帰宅することになってしまいました。教育大前駅は水色の線のちょうど中間地点です。
「長い距離を歩くことは何かいいことがある?」
「疲れるだけだと思うけど。」
長距離ウォーキングは確かに身体的な疲労を伴いますが、それをはるかに上回る多くの利点があるという科学的な研究もあります。
身体的メリット

長距離ウォーキングはコレステロール値の改善に寄与し、心臓病や脳卒中のリスクを低減する効果があります。
坂道や階段を含むルートを歩くことで脚の筋肉を鍛えることができます。
さらに山道のような困難な地形であれば、下半身と体幹の筋肉を安定させ関節を強くしバランスを改善するのに役立ちます。
精神的メリット

そして「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質の分泌を促進して気分を高揚させ、ストレス・不安・緊張を軽減する効果もあります。
自身が不可能だと思っていた長距離のウォーキングを成し遂げることで、新たな強さを見出し自尊心が向上するでしょう。
認知機能の低下や認知症の進行を遅らせる可能性もあります。
疲労の懸念と潜在的なデメリット

長距離ウォーキングによる疲労は、適切な準備と対策によって身体を管理することができます。
ウォーキング中は無理のないペースを保ってください。赤信号間際で急に走り出すのは、後々を考えたらきっと辛くなります。
自身の体の声に耳を傾けて必要に応じて休息を取ることも大切で、適切な水分補給と栄養摂取はエネルギーを持続させるために不可欠です。
長距離ウォーキングを始める前に

自身の体の声に耳を傾け、特に始めたばかりの頃は無理をしすぎないことです。
事前にルートを計画し、地形も考慮してから出発しましょう。
宮坂さんは当日になってGoogleマップのナビ機能を使いながら歩いたこともあったようですが、その時はとんだ山道を案内されて生きた心地がしないウォーキングになってしまったと。
このナビ機能は、交通量が多くても国道や県道であれば歩道もあるだろうという前提のようです。
まずは知っている道を短い距離から始め、徐々に距離と時間を増やしていってください。
徐々に歩く距離と時間を増やしていくことで、体力や精神力を段階的に向上させることができます。
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