偽情報や詐欺にだまされないで

 SNSを頻繁にチェックしている宮坂さんは「フェイスブックで有名人同士の結婚を報じる投稿を見た」と私にその情報を拡散してきました。

 一緒に写っている画像が上がっているので私もいったんは驚いてしまったのですが、どうもそれについての記事の内容があっさりしています。

 ニュースサイトでも探してみたのですがどこにもそんな掲載はありません。

 フォロワーのコメント欄には疑っている様子も見受けられたので、「おそらく嘘なんだろうな」と判断しました。「あいつ、俺の推しだと知ってて!」「み~や~さ~か~め~~(怒)」

 その後も2人の結婚の情報はどこからも発信されていません。

 投稿された本人たちが一番驚いたでしょうね。しかし「これを機に」なんてこともあくまで冷静に期待はしてしまいますが。

目次

情報源を確認

 情報過多の現代社会では、信頼性の低い情報やフェイクニュースが多く存在します。

 SNSや匿名掲示板などの情報には真偽不明なものが多いため注意が必要です。

 情報が信頼できるニュースサイトや公式な発表元から提供されているかを確認してみてください。

 信頼できるメディアからの情報か、他の情報源と一致しているかを確認することが重要です。

 疑わしい情報を見つけたら、他の信頼できる情報源で確認しましょう。

情報の内容を吟味

み~や~さ~か~!

 嘘の情報は人の感情を煽ったり誇張した表現を使うことが多いとされています。

 そのような情報に具体的な根拠や証拠が示されているでしょうか?

 内容に論理的な矛盾がないかを冷静に判断してください。

 論理の飛躍や前提と結論が一致しない場合は、その情報を疑う必要があります。

 さらに怖いのは怒りや恐怖などの強い感情を引き起こす情報です。

 これには感情を利用して信じ込ませようとする意図があります。そのような情報には特に注意が必要です。

 決してここで感情的にならず、冷静に情報を判断することが重要です。

 それが不安を引き起こす情報だとしても、不確かな情報であれば拡散させてはいけません。

自分自身の思考も疑って

 自分の先入観や偏見により情報を鵜呑みにしてしまうことがあります。

 情報に対して疑問を持って安易に情報を信じ込まず、常に疑いの目を持ってください。

 公的機関・報道機関・専門家のような、信頼できる情報源から発信されている情報を参考にしましょう。

 「本当にそうだろうか?」「この情報の根拠はどこ?」といった質問を投げかけることで、深く考える習慣がつきます。

 もし自分一人で判断できない場合は信頼できる家族や友人に相談し、専門的な知識が必要な場合は専門家に相談することも有効です。

 そして書籍やインターネットなどであらかじめ情報を活用する能力(リテラシー)に関する情報を学んでおきましょう。

JOSAI LAB | 城西大学のメディア -...
情報リテラシーとは?身につけ方やメディアリテラシーとの違いを解説 - JOSAI LAB | 城西大学のメディア SNSが発達し誰でも手軽に情報を発信できるようになった現在、デマの拡散や誤った情報が原因での炎上などが社会問題

自身の安全と成長のためにも批判的思考を

 情報を受け取った際にはその情報の信憑性や背景を冷静に考える習慣をつけ、信用する前に一度立ち止まって考えてみてください。

 批判的思考は問題の核心を見極めて、効果的な解決策を導き出す手助けをしてくれます。

 自分の感情や直感に頼るのではなく、事実やデータに基づいた冷静な判断を下すことができます。

 これにより公平かつ客観的な視点を持てるようになりますから、他人の意見や考えに対して深い理解と共感が生まれます。

 さらにその問題を検討していくことで創造的な思考が促進され、新しいアイデアや斬新な発想がたくさん生まれていくでしょう。

 そうすれば、さまざまな問題が解決できるようになると思うのです。

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