誰かに何かを貸すときは(返却されることが前提として)、その物がどのように使われていつ戻ってくるのかつい気になりませんか?
消しゴムごときでガタガタと

ある中堅企業に勤める宮坂さんは職場の同僚の村田さんに「消しゴムを貸してほしい」と声をかけられ、消しゴムを貸しました。
自分も村田さんもお互いに忙しくしていたので、特に拒むことなく消しゴムを渡しました。
その後しばらく経っても消しゴムは戻って来ず、翌朝になってその消しゴムは半分になって戻ってきました。
村田さんはそんなに忙しかったのか?
どんなことに使ったのか?
昨今、そんなに大量の消しゴムを使う仕事とは? 村田さんはもしかしたら漫画家さん?
使途・目的は決めておくこと
銀行に事業資金の融資を申し込む際には、資金の使途を尋ねられます。
「資金は何に使うんですか?」と。
銀行が考えているであろう使途としては、
「設備投資」「経常運転資金」「増加運転資金」「季節資金」「つなぎ資金」「減産資金」「納税資金」「賞与資金」
といったものがあります。
資金の使途がこのうちどれに近いのか、今後の経営計画に大きく関わってきます。
併せて、貸す側がどう感じるかも考えておくべきでしょう。
もし「赤字補填」や「余裕資金」のためという銀行への説明では、融資実行は相当に至難の業です。
銀行のライバル参上

借りると決めたからには、その時の事情を見定めて適切な機関を選択しなければなりません。
融資の申し込み先は「都市銀行」「地方銀行」「信用金庫」に加えて「ノンバンク」も存在します。
そして「ノンバンク」は「クレジットカード会社」「信販会社」「消費者金融」の3種類があります。
銀行とノンバンクの主な違いは「適用される法律」「融資のスピード」「金利」です。
「都市銀行」「地方銀行」「信用金庫」「信用組合」 …銀行法グループ
「クレジットカード会社」「信販会社」「消費者金融」 …貸金業法グループ(総称して「ノンバンク」)
ノンバンクは資金使途の制限がなく、しかも実行までのスピードが早いところが強み。
しかし借りられる金額の上限が低く、高い金利がかかります。
この高級な消しゴム使う?使途審査と総量規制があるけど。
あらためてインターネットで融資元を探していたら、ノンバンクと銀行各々で運営しているカードローンのサービスをよく見かけます。
すなわち、銀行もノンバンクもカードローンのサービスを提供しているのです。
銀行法には貸し付ける金額の制限(総量規制)はありませんが、貸金業法にはこの金額制限があります。
銀行のカードローンは各社で自主的に総量規制に準じた規制を設けているところが多いようで、銀行とノンバンクの区別がつけづらくなってきています。
銀行への高額融資申込みは審査に手間がかかって面倒だというのが、世の流れなのでしょうか。