NHKの九州と沖縄で1月24日夜に放送された番組「九州沖縄〇〇すぎる選手権5」の中で、長崎市内の自動車学校が「怖すぎる学校」として紹介されました。
この自動車学校の何が怖すぎるのかというと、それは教官ではなく路上教習のコース。
長崎市はとても坂道が多い地域であるため、この学校から路上に出るとすぐに急勾配が始まります。
私が自動車学校に通っていた頃、下り坂ではエンジンブレーキを使用しなければならないと言われたことを思い出しました。
☆株式会社リクルート「カーセンサー」 https://www.carsensor.net/contents/editor/category_1588/_28988.html
☆ながさき急坂めぐり https://modal.x0.com/saka6.html
足でではなくエンジンを脱力させて減速

エンジンブレーキとは、アクセルを離すことでエンジンの回転数を減少させて車両の速度を抑える仕組みです。
通常の道路ではフットブレーキ(ブレーキペダル)を使用して車を減速させますが、エンジンブレーキを併用することで車両の制御性を高めブレーキシステム全体の負担を軽減することができます。
どうして下り坂で必要なのか
下り坂では重力の影響で車両が自然に加速していきます。
そこで長時間ブレーキペダルを踏み続けると、ブレーキパッドやディスクが過熱して制動力が低下する「フェード現象」が発生します。
制動力が低下すれば緊急時に車両を止めることが難しくなり、事故につながってしまいます。
このフェード現象の発生が抑えられるとブレーキシステムが過熱しにくくなり、いざ急ブレーキが必要な状況になっても安全に減速や停車がしやすくなります。
エンジンブレーキの使い方

マニュアル車の場合はシフトダウンを(例えば4速から3速へ)させます。
一瞬だけエンジン回転数が高まりますので「ゥウーン」と唸るような音がします。これはエンジンが背伸びをして一息ついていると思ってください。brakeしているのです。
オートマチック車の場合も、助手席との間にあるシフトレバーを後ろに引いて「L」や「2」に切り替えることでエンジンブレーキが効きやすくなります。助手席との間ではなくハンドルの向こうにある車種もあります。
そしてアクセルペダルを離すことで自然とエンジンブレーキが作動します。
それでも車速が速すぎると不安を感じる場合にはフットブレーキを短時間で軽く使用し、エンジンブレーキと組み合わせて速度を調整してください。
☆株式会社オークネット「コラム」 https://car-days.fun/blog/column/26790
売る方も買う方もまったくもう!
平成28年4月の「保存版わかる身につく交通教本」がうちにありました。
同じものがきっとネットにも上がっているのかと検索してみたら、一番に上がってきたのがフリーマーケットサイトの「メルカリ」。
価格は300円。免許の更新の時にタダでもらったのは私だけ?
表紙の下部には「ダッシュボードに入れて、いつでもチェック!」と書いてあります。
私は車を持っていませんが、車をお持ちのそこのあなたはちゃんと車に入れておいて何度でも見返してくださいね!
☆国家公安委員会告示第三号「交通の方法に関する教則」第6章第2節1(4) https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/kyousoku/index.htm