ビールのおいしい季節

中秋の名月には遅れましたが、昨夜飲んだ缶ビールは格別でした。

この缶ビールは6本パックになっていて、先日お墓参りにお供えしたもの。

パックのままでは冷蔵庫に入りきれなかったうちの1本だったのです。

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アルコールハラスメントはダメですよ

ある日、宮坂さんとその同僚がビールを飲みながらこんなやりとりをしていました。

Aさん

プハーッ、キンキンに冷えてるなー!ビールはこうでなくっちゃ!

宮坂さん

僕は缶ビールを常温で飲むことがあるよ。

Aさん

えっ?ビールだったら冷たくして飲む方が美味しいよー。

Bさん

そうそう。

宮坂さん

冷たくして飲むこともあるし、どっちでもいいんだけどね。

Aさん

それならどうして常温で?

宮坂さん

常温の方が早く酔えるんだよ。
冷えたものと常温のものとは、身体へ浸透する時間が違うはず。
冷えたビールよりも常温の方が体温に近いから、早く酔える。

Aさん

だったらそっちの方がいいなあ。

宮坂さん

 そもそもお酒を飲む目的は酔っ払うためでしょ?
 人との付き合いで飲む人もいるだろうが、お酒を飲みたいと思う時って嫌なことがあって早くそれを忘れたい時なんだよ。
 それなのに、酔いが回るのは例えば1時間後なんて言われたら飲む意味がない。

Aさん

俺たちと飲むのがそんなに嫌か?今から常温でどんどん飲ませてやる!

Bさん

ええっ、え?どういうこと?

宮坂さん

ダメダメ! 昭和のサラリーマンじゃないんだから!

Aさん

うっそだよーん!

Bさん

プロ野球の優勝決定後のビールかけでもするのかと思った。ビールだけに「アワアワ」。

どうして冷やさなくても美味しいと感じたのか

 私もこのやりとりに影響されて、冷蔵庫に冷しそびれていた缶ビール(ヱビス クリエイティブブリュー 燻 | ビールテイスト | サッポロビール (sapporobeer.jp))を飲んでみました。そうしたら、これが美味しかったのです。

 下に掲載したアサヒビールのサイトだと「常温の方が身体に浸透しやすい」とまでは書かれていませんが、ビールには気分を落ち着かせる効果があると解説しています。

 これを拡大して考えると、Aさんのようにキンキンに冷えたビールを飲んで「あー、最高!」なんて大声を出しているようであればビール本来の効果が発揮できていないのではないでしょうか。

 お酒がもたらす身体的なメリット|人とお酒のイイ関係|アサヒビール (asahibeer.co.jp)

美味しいビールの保存方法

 常温で置いておけるのは、製造されて時間があまり経っていないことや気温が10度半ばであればとのこと。

 ビールの本場ヨーロッパや日本の秋や冬であれば、常温でいいかもしれません。しかし気温が高くなる日本の夏場なら、冷房を効かせていても室温は20度以上になります。

 常温や室温ではなく、少しぐらいは冷やしておいた方が鮮度保持のためにも良いでしょう。

 他の飲み物や食べ物と同じように考えれば当然です。

種類と銘柄によっても違います

 明日23日以降の気温予報をみると、どうやら福岡の気温はもう30度は超えないようです。

 日本酒ならこれから「冷や」「ぬる燗」に加えて「熱燗」を想う機会が出てくるでしょう。

 焼酎やウイスキーなら「ロック」「水割り」「お湯割り」です。

 よく「飲酒は適量に」と言われることが多いですよね。

 しかし適量かどうかだけではなく、おいしく飲める温度も気にしながら本来のアルコールの効果を再認識することも大事なのかと思います。

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