先日、路線バスで九州鉄道記念館に行ってきました。
平日の午前中にも関わらず夏休み期間でしたので、たくさんの親子連れが来場していました。
まず目に入ったのは、これまで使われていた列車の展示の中の寝台列車でした。一度だけ乗ったなという記憶を思い出し、いわゆるノスタルジーに浸ることができました。
淡く残るノスタルジー
東京と福岡の行き来なら飛行機や新幹線を使う方が多いでしょう。しかし私は夜行バスを頻繁に利用しています。
ある時寝台特急「あさかぜ」廃止のニュースを聞いて、バスから寝台にダイブ!
二度と乗れなくなるだろう寝台をぜひ経験しておきたかったのです。
普通列車なら座席に横になって寝るなんて非常識です。
お金は払っていますから寝台では横になってもいいのでしょうけど、どうも申し訳無さが強く残るのです。
街中を通らない他の乗り物よりもいいであろう景色も気になって、おかげで眠れず。
あえて横にならなければよかったです。
毎回楽しみにしていた東京から福岡への帰省
このように東京と福岡の往復はいくつもの移動手段があります。発着の港を確認できればフェリーも使ってみたいです。
初めて東京へ行ったときは夜行バスを利用しました。
14時間もかかるのですからどれだけ眠れるのかは誰もが考えるでしょう。
何十回乗っていても、いつもいつもそんなにぐっすりと眠れるわけではありません。
寝台特急と同じで、その時の体調次第です。
妄想鉄道
2022年に西九州新幹線が開業し、今年は北陸新幹線が延伸しました。
西九州新幹線も北陸新幹線もさらなる延伸が計画されています。
リニア新幹線も数十年後には?
そうすると、これからどこに駅ができるのかなと気になります。既存の駅には止まらず「新○○駅」を作るのかなとか。
九州鉄道記念館の特設会場に「妄想鉄道」が展示されていました。
「妄想鉄道」とはバーチャルタウンに設立された鉄道会社です。
そこはどんな街並みかとかどんな施設があるのかは後回し。鉄道の路線図が先に作られているのです。
どこかの街の路線図に似せていたり。
特急や急行などの種別とその停車駅が作られていたり。
さらには「運賃」「電車のデザイン」「ノベルティグッズ」「車掌の制服」までも。
たまには鉄道にも乗ってますよ
この記念館は開業してもう20年。
バス派の私にはずっと受け入れられませんでしたが、「いい加減、もういいか」「20年間も避けることはないか」と思って行ってみました。
バスのことを触れるコーナーは全くありませんでしたが、別に鉄道が嫌いなわけではありません。
前日で触れた「モータリゼーション」や「ネット環境の発達」への対応は、同じ交通手段として共通の課題です。
「妄想鉄道」の会場を見て、鉄道かバスかではなくインフラストラクチャー全体の整備の必要性を訴えていると感じました。