前回の投稿で、専門家は「何を訊かれても答えないといけない?」「知識が詳しければいい?」と書きました。

答えを出すことが仕事
専門家とされる税理士は「正しい答えを教えてくれる人」と言われることがしばしばあります。
この経費は落とせますか?
どうすれば税金は安くなりますか?
このやり方で問題ありませんか?
どれも明確な答えが求められる場面であるからこそ、その正解を提示することが最良のサービスだと捉えられています。
なぜに人は答えを求めるのか

前記に挙げた内容かどうかはさておき、誰かに何かを相談をしようとする人の多くは「結局のところこれからどうすればいいのか?」と考えています。
忙しいから最短ルートを知りたいし、失敗もしたくない。ズバリ正解を教えてもらいたくなるのは極々自然なことでしょう。
こちらが専門家であれば「こうすればいいですよ」とつい答えを提示したくなります。
答えがわかったら必ずうまくいくのか?

ところが答えを伝えても行動に移せずに途中でやめてしまったり、同じことをまた訊ねてしまうケースが少なくありません。
なぜかというと、その時の答えが相談した人自身から出てきたものではないからです。
納得が浅いままではその人は動き続けることができません。
答えはやがて行動へ

「本当はどうしたいのか」「なぜそれをやりたいのか」を自ら導き出すことができたら、その人は必ず動き出せるようになります。
なぜならその答えには意思が伴っているからです。
人から答えを教わるのは一瞬ですが、考え方を身につけられれば次からは自立的に動けるようになります。
つまり、その人の行動が伴うことはあえて答えを教えないほうがうまくいくのです。
もちろん知識や経験が伝えていくことは大切ですが、それ以上に価値があるのはその人が自分たちで答えを見つけられるようにすること。
回り道に見えても実はそれが一番の近道です。
☆J-CAST会社ウォッチ「今リーダーに必要なのは答えを出す力ではなく答えが生まれる場をつくる力」
https://www.j-cast.com/kaisha/2026/05/08514443.html?p=all