自分を信じてみて(ゲーテ)

 ドイツの文豪であるゲーテの名言から。
 「自分自身を信じてみるだけでいい。きっと生きる道が見えてくる。」https://metalife.co.jp/business-words/2153/

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何があった?

 宮坂さんは今朝、勤務先に行くことができなくなってしまいました。

 家族や同僚が心配して話を聞こうとしても、一向に気持ちを開いてくれません。

 「自分を信じられなくなってしまった」と。

 自分を信じられなくなるこういった状況は、宮坂さんに限らず誰にでも起こりうるものです。

要因はさまざま考えられる

 過去の失敗・現在の状況・未来への不安など、さまざまな要因によって引き起こされます。

*過去の失敗
 大きな失敗をしてしまった経験はその後の行動に大きな影響を与え、また同じ失敗をするのではないかという不安が自分を信じることを妨げます。
 周囲から否定的な評価を受けた経験は自己肯定感を低下させ、「自分はダメな人間だ」という思い込みにつながります。

*現在の状況
 あまりに高い目標を設定してしまうと達成できないことが続いてしまいます。
 そこで自信を失ってしまうことがあるでしょう。
 SNSなどで他人と自分を比較しすぎることで、自分の劣っている部分ばかりに目が行ってしまいます。
 体調不良や過度なストレスは思考をネガティブにし、自分を信じる力が奪われてしまいます。

*未来への不安
 将来に対する漠然とした不安は「自分には未来を切り開く力がない」という思い込みにつながります。
 新しい環境や変化に対して恐れや不安を感じることで「自分には対応できない」と感じてしまうでしょう。
 完璧主義の人は少しでも失敗すると、過度に自己否定してしまうことがあります。

朝起きたら顔を洗う

 自分を疑ってしまうときは「失敗したらどうしよう」とか「自分なんて」という思考がループしていませんか?

 もしそのような負のループが始まってしまっていると、すぐには自分を信じることができません。

 まずは自身が小さく確実にできたことを積み上げて、証拠を集めていくのが一番の近道です。

 たとえば、

 「朝決めたことを一個だけやる」
 「これでいいと決めてみる」
 「過去にできたことを書き出してみる」

 など、本当に小さいことで構いません。

 疑う自分を受け入れながらも「今日はこれはやった」という証拠を重ねていきましょう。

明日の朝食は僕におごってね

 そんなループが起こっている可能性を鑑みて、まずは「どんな小さなことでもいいから、最近何か自分でやれたことってありますか?」と宮坂さんに訊いてみました。

 すると「今朝パンとコーヒーを買って食べた」との返事。

 宮坂さんはちゃんと自分で「これを買おう」って決めて行動し、手に入れたわけです。

 簡単なことであっても立派な「やれたこと」のひとつです。

 自分で決めてそれをやれたことこそ、実はとても大事です。

 そういう小さい成功が積み重なっていくと「自分もちゃんとできるんだ」という感覚が戻ってきます。

 今朝のそのパンとコーヒーを第一歩として、「明日は何をやってみようかな?」と考えるきっかけとなるでしょう。

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