毎週日曜日にBSテレ東でドラマ「孤独のグルメ」が放送されていて、よく見ています。
2012年にはでテレビ東京系の連続ドラマとしてシリーズ化。
主演は松重豊さん。輸入雑貨を取り扱う「井之頭五郎」役です。
赴く街の紹介もそこそこ主観的に、主に関東近郊の小規模な飲食店に入って、ここでもあくまで主観的に食事の感想をイメージしていくという内容です。
お店にたどり着く前の商談のちょっとしたやりとりや、その後に入るお店でのゲスト出演者にも楽しく注目しています。
目当てのお店はまた次の機会に
主人公の井之頭五郎は商談で赴く街の飲食店を決して下調べせず、偶然出会ったお店で食事することが無上の喜びと考えています。
「この街に来たからにはずっとこのお店に行ってみたいと思っていた」と言うことはあっても、結局途中のお店に目が行ってしまいます。
実際には主人公が入って行かないお店もそのまま映り込んでいるのに、前段のように触れてもられないお店もあります。
そのお店は少しかわいそうですね。
扶桑社「孤独のグルメ」 https://kodokuno-gourmet.jp/_ct/17477471
作品の面白さは海外にも
フランス・イタリア・スペイン・ドイツ・ポーランド・デンマーク・ブラジル・台湾・韓国で漫画翻訳版が発売され、中国ではウェブドラマ化がされているとのこと。
こんなドラマの趣旨ならどの国でも通用するはず。
原作者の久住昌之さんは「おいしいものがあれば一人で(いて)も孤独ではない」と言っています。
中国語では「孤独的美食家」(=孤独のグルメを直訳)と訳すことに対して、台湾では「美食不孤単」。
久住昌之さんが言っていることと同じような意味とされています。
皆さん気づいていましたか?
認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」のコマーシャルで、白髪(おそらくこっちが地毛)の松重豊さんが出演しています。
「こども食堂」が存在する意味合いは、親が忙しくてこどもの食事が疎かになりそして栄養不足になってしまわないようにするためだけではありません。
さらには、みんなで食べれば寂しくないということを経験してもらうだけでもありません。
仮に来ているこどもがたった一人しかいなくても、そのこどもにとっては美味しい食事を口にするその時こそ孤独が払拭される瞬間なのです。
内閣府の取り組みも是非ご覧ください。 https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/pdf/r6_r5hosei.pdf