日本サッカー協会が広報大使へ

 先月22日国税庁庁内にて、公益財団法人日本サッカー協会への国税庁広報大使の任命が行われました。

 「国税庁に広報大使なんていたかな?」と思っていたら、今年が初めてとのこと。

 言い過ぎかもしれませんが、長年積み重ねてきた納税者に対しての心掛けが初めて「広報大使」の任命という形でまた一歩進んだと思います。

 なぜなら、国税当局はわざわざ「広報大使」なんて作らなくても仕事は粛々とやっていけるのですから。

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代表戦ではキャプテン

 奥達雄国税庁長官から任命状を受け取ったのは、同協会の会長を務める宮本恒靖さん。

 Jリーグではガンバ大阪やヴィッセル神戸に所属。

 その間ではオーストリアに渡り、レッドブル・ザルツブルクに移籍して1年目でチームをリーグ優勝に導きました。

 日本代表としてワールドカップにも出場。

 現役引退後はガンバ大阪で監督も務め、初の元プロ選手出身であり最年少の会長となった方です。

何十年も続けています

 現在のような申告納税制度が始まった昭和20年代は、税務行政に対する納税者の不満が現在よりも多く聞かれていたという時代。

 そこで昭和29年に始まったのが「納税者の声を聞く月間」

 そして昭和31年には「納税者の声を聞く旬間」に。

 当時(おそらく昭和30年代)のポスターには「なんでもあなたの苦情を…」「…聞く旬間」の文字とともに、身体以上に耳の大きなウサギが描かれています。

 昭和49年からは税のあり方や目的について理解を深めてもらおうと、「…聞く旬間」から「税を知る週間」に変更。

 そして平成16年からは「税を考える週間」と銘打って、全国各地で作文・ポスターの展示やその他色々な催しが行われています。

照れちゃうなー、もう

 私もこれまで様々な場面で見てきましたが、当局の人間としての私はそんな広報を見る度に小っ恥ずかしくなっていたことを思い出します。国税組織はずっと憎まれ役のはずだと思っていたからです。

 だからと言って決して間違ったことをしているわけではありません。

 納税者の皆さんに知ってもらえることも考えてもらえることもいいことだと思います。当局側としてもきっと仕事がやりやすくなるでしょうから。

ハーフタイムにデカデカと出てくるかも?

 今年の「税を考える週間」は11月11日(月)から17日(日)までの1週間です。

 日本サッカー協会は今後、代表戦などが行われるスタジアムに税に関する情報を発信するということです。

 サッカー協会からの広報がどんどん伝わっていくといいなと思っています。

 国税庁「税を考える週間」 https://www.nta.go.jp/about/introduction/torikumi/week/index.htm

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