今年7月に公務員を早期退職いたしました。
「手前みそ」とどれだけ言われようとも、これからやろうとしているお金に関する仕事は今までの経験がきっと活かせると私なりに思っています。
これって今まで無かったんです
金融経済教育推進機構(J-FLEC)は「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」に基づき、2024年4月に国が出資する法人として設立されました。
上記の法律において「金融サービスの提供を受ける顧客の保護及び金融サービスの利用環境の整備等を図り、もって国民経済の健全な発展に資することを目的」とされています。
先日行われた日本FP協会の研修会に参加して、初めてこの機構のことを知りました。
まだこういう教育組織が無かったというところは意外に思いました。
金融経済教育推進機構(J-FLEC) https://www.j-flec.go.jp/
もっと早く学びたかった
退職して数ヶ月経ち、お金のことを人前で話せるといいなと思うこともあります。
上記ホームページでは「幅広い年齢層に向け、かつ国民各々のニーズに応えた金融経済教育の機会を官民一体で全国的に拡充していくことを目的」と書かれており、この点にとても共感を覚えます。
様々な年齢層に対して作られているということだったので子ども向けのものをと探してみると、とても楽しく学べそうな教材が作られていました。
小学生低学年向けの教材では「お金はどうやってもらえるのか」「お金を払わないといけないこと」「持っているお金が足りない時」が説明されています。
今の年齢となっては「そんなの常識」の一言で片付けてしまっていますが、こういったことをどこかで教わったという記憶はありません。
金融経済教育推進機構「金融を学べる教材」 https://www.j-flec.go.jp/wpimages/uploads/おこづかいからまなぶお金の話(小学校低学年向け)(2.2MB-)-.pdf
悪魔少年ミヤサカ
宮坂さんが小さい頃、近所には駄菓子屋さんがありました。
10円から買えるお菓子がたくさん並べられていて、行くたびに何を買おうか迷います。
迷いの原因は売られているお菓子の数だけではなく、お財布とのせめぎ合い。
月500円だったお小遣いを持って羽振のいいAくんと頻繁に通っていましたので、行かない日をたまに作りつつ行ったとしても10円か20円のお菓子ひとつでその場を凌ぎます。
そのAくんが50円もするお菓子やアイスを美味しそうに食べていても宮坂少年は見てないフリ。
しかし「一口いる?」と聞こえた途端、少年の心と口は悪魔のように大きくなっていきます。
安定のその先へ
現在の学生の就職先の選択肢には安心と安定が求められているといいます。そしてその安心と安定を糧とする資産形成と金融リテラシー(能力)に関心が高まっています。
私が公務員を選んだ理由には、歯が浮きそうな理想と同時に仕事や収入が安定している点も多少は意識していました。
お金の点でせいぜい考えていたのは、これで結婚しても家族を路頭に迷わせることはないかなというぐらい。
ミヤサカ少年ほどの悪魔にはなりきれず、しかし将来の家族のための天使にもなれず。
これからは私が天使としてミヤサカ少年を救い、そして国民経済の健全な発展に資することを目指していきます。