宇津出雅巳「1分スピード記憶勉強法」(三笠書房)を途中まで読んでいます。
電話番号はもう覚えなくなりました
「0」から「9」までの数字の並びを一度に覚えようとするには、短期間の記憶を留めるためのワーキングメモリを使います。
許容できる容量は個人によって違っても、平均は7つ。
最初から数を多くこなそうとせず、これを繰り返していけば覚えられる数字は次第に7つから8つ9つと記憶力が増してくるとのこと。
番号の種類も桁数もたくさん
税務署(または国税局業務センター)で設定される納税者の整理番号は、個人であれば必ず「0」から始まる8桁の数字ですから上記の「ワーキングメモリ」と同じ容量。
もしメモがすぐに取れない状況だとしても、電話で7桁が聞き出せたらなんとか覚えられるほどの桁数です。
しかし、電子申告や電子納税に使われる「利用者識別番号」は16桁。他にも20桁のデータ番号までありました。
電話で言われてもとても1回では聞き取れませんので、4桁ずつに分けて聞き取っていました。
個人番号は大切に管理
「個人番号(マイナンバー)」は12桁、「法人番号」は13桁です。インボイス登録番号も「T」の後に13桁。こちらはなんと桁数の多いことか。
12桁なら1兆通り。999,999,999,999(9999億9999万9999)。
番号の入力ミスや偽造がすぐ判明できるようにするための方策(チェックデジットで番号のパターンを決めておく)を除外することまで考えても、2億人分ぐらいは番号が設定できるのでしょう。本当に2億通りなのかどうかは見当がつきませんが。
同じ数字が12桁のゾロ目だったり、数字の順番通りの番号(123456789012)なんて設定はしないでしょうから。
ちなみに「個人番号」を電話で聞き出すようなことは、少なくとも国税庁以下各部署では行ってはおりません。
活用したいと思っている人がどう活用するつもりなのかはともかく、まさにこれこそ個人情報です。
番号はメモしないで!
しかるべきところに提出する申告書や届出書に書くことはあっても、個人番号は個人番号カードを見るようにすればいいのですから、覚える必要はありません。
だから、決して個人番号を他のメモ帳に書いたり口外したりしないでくださいね。
そのメモをもし無くしたら、自分で番号を外部流出させることになるのですから。
記憶力に加齢は関係ない
記憶力がいい人は繰り返す習慣があるからと言います。
記憶力が低下していると感じるのは加齢のせいではなく、繰り返す習慣が減っているからだと。
私は以下の投稿で「心」と「必」の正しい書き方と書き順を10回書かねばと投稿しました。
まだ書く練習はできてないのですが、「1分スピード記憶勉強法」でも繰り返しが必要と著者が言われています。
私だってこれからも覚えていかないといけないことがたくさんあります。
「繰り返し」と「ワーキングメモリ」
無理せず少しずつ鍛えていけば、末は博士か総理大臣か?